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靴先

遠距離恋愛
 エレベーターを下りると、ホテルの敷地とショッピングモールを遮る自動ドアの向こうに雅治の足が見えたすらりとした脚長のスーツ姿、腰から下の足格好だけで雅治だとわかる。人混みでも目立つ綺麗な立ち姿、肩幅に対して小さな顔は実年齢をごまかしてしまう。決して派手な顔つきではないのに、白衣姿と違う気配は眩しく、傍らを歩くたびにいつも少し気後れしてしまう 「またそんな。そんなことを言うのはsanaだけだよ・・・ああ、でも僕は気づいてないんだけど、ドコやらで見ましたって言われることは良くある」「でしょう?だって目立つもの」「ただ背が高いからでしょう。sanaは逆に小さいから、すぐに見失いそうになる」そんなだから、歩くと身長差でとても目立つ昔、一枚だけツーショットの写真を撮ったことがある。隠しきれない嬉しさが全面に出たような笑顔の私の隣に写る雅治、でも、できた写真に表れた身長差に、並んではいけない違和感を感じた。さらにそこに縮むことのない距離も感じてちょっと凹んだ。一枚しかない写真なのに、私は持ち歩く勇気がなかったくらい、違うって。結ばれないように、仕向けられている流れ年齢差、身長差、環境差、ツインレイにはそんなものをあえて仕込んでくるという話に、なるほどねと今は思うけど今だったら、そこを見ずに。写真を撮るならば上半身だけの写真にする。変わりようのない、変えようのないことは見ない

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