カナダ・三軒目の物件 前編
結婚生活
カナダで住んだところのお話です（こちらの続き）。さて三軒目の物件のお話です。秋から始めた大学付属の語学コースで私は英国から来ていたブラッド・ピット似の男の子とスペインから来ていた黒髪に緑の目が素敵な男の子と仲良くなりました（この時に男性運を使い果たしたと思う）。ブラピ（にしておこう）は現地の男の子と一緒にアパートをシェアしておりました。アパート探しをしていたところ、その子のお姉さんに「あなた、アパートを探しているの？」と声をかけられたのだそうです。彼女は大学に通い始める弟と一緒に暮らす為にアパートを借りたところ彼氏が出来て、弟とアパートをシェアしてくれる人を探していたのでした。弟はアルフォンスと言い週末はセントローレンス川を挟んだ地区の両親宅に戻るため、月曜日の夜にアパートに来て金曜日の朝にはアパートを出るといシェアするにはうってつけの環境でした。台所、シャワー、トイレは共同ですが鍵のかかる広い部屋はブラピが使っており、学校の直ぐそばという立地条件も申し分ありませんでした。しかしながらブラピはアルフォンスのことが大嫌いで、いつも「奴は神経質で細かいことにうるさくて潔癖症で疲れる」と言っていました。アルフォンスはモントリオール市に住んではいましたが英語圏の人でフランス語は全く話せずフランス語を学びに来た英国人のブラピにとって積極的に会話を交わしたい相手ではなく必要事項しか話さない関係
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