リアルタイム20220416 妄想
遠距離恋愛
雅治が、学会出張したときのこと 詰め込んで聴いてるみたいだから、いつもの電話もその時間帯にはかかってはこない。でも、たしかに疲れるのよ、タイトな学会スケジュールに会場移動って。スキマ時間5分とかだったりするし「ひとりでホテル、ひとりでご飯、て、ずーっとひとりは淋しくない？」「淋しい？・・・うーん・・・淋し、くはないなあ。ひとりでも３日となると淋しいよりは疲れるね、クタクタになるよ」違う、違うーそうじゃない。そこはね「じゃあ、sanaも来る？」って言うとこ、と思いながらここにsanaが居たらな、とは想像でも思わないんだなあと思い、そっか「起こるはずのないことは考えない」って言ってたっけ、と思い直す「そんな時は淋しいから逢いたい、くらい言って」「・・・逢いたい」「もう、そのまんまじゃない」雅治にはほんとに自分のルーチンがあるから、時計のように動く電話で聞いていてもそうなんだから、日常の流れはタイトではないときでも、きちんと時を刻むんだろうなあと思う。私の日常とはえらい違い。私は、ノリだすと寝ると食べるを完全に吹っ飛ばすタイプ雅治に「なし崩し的に流れる」は存在しないからなーくしゃくしゃっ、カタカタカタカタ・・・てそれを、私の無理な圧力じゃなくて雅治がじんわり、私の方に崩れていく様子をあ、勿論この恋愛、に関してよ他は崩れたら困るけど例えばひと晩を、一緒に過ごすつもりじゃないのに、
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