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良くなりますように

遠距離恋愛
「・・・どうしたの、これ」雅治は、私が何かあればそのお寺で手を合わせることを知ってる。今回も、そんな話はしていたし「お寺の御札じゃないの。だけどお寺で頂いたの」「どういうこと?何だか・・凄い感じの御札なんだけど」私は、お寺であったことを話した手元にいった御札は一枚の紙。だけどそれは、おそらく初めて見た雅治にも気配がわかるくらいのパワーがあるはずで。なかなか直接頂けるものではないことを話し、雅治に御札の裏を見てと伝えた「あ・・・」「下さった方の名前、私達が共通して持っているのと同じ字がある、でしょ」「・・・・」「不思議、だと思わない?」「・・・」「きっと良くなる。今はまだ痛いし調子が悪いでしょうけど、これを頂いた時に、ああこれは治るって思った。完治は無理かもしれないけど絶対に良くなる。だから送って構わない時が来たらすぐに送ろうって決めてた。お財布の中や手元に置いて、肌守として持ってて」「こんなの、僕が貰っていいの?sanaのは?」「私のじゃない。雅治に降りてきたものだもの、持つべき人が持ってなきゃダメよ」「・・・・」思いが繋がる、叶う時というのは歯車が噛み合うように一気に繫がり動くもので医学的に完治が難しいとか、物理的に絶対にありえない話だったとしても、時に、人の深い思いはそれを上回ることがある。家族の、雪深い山寺での深夜のお百度参りの後で、「どうしてかわかりませんが、数日前に比べて

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