コルシカ島・混乱の道へ

3月2日南フランスアルル（Arles）の刑務所で囚人による囚人の殴打事件が発生しました。殴られたのはコルシカ島出身イヴァン・コロナ（Yvan Colonna 61歳）で、1960年コルシカ島アジャクショ（Ajaccio）生まれのコルシカ島独立活動家（国粋主義者）です。1997年憲兵隊への攻撃、1998年2月6日アジャクショでエリニャック知事暗殺に関与したと逮捕されました（こちらの記事↓）。コロナは知事を殺害した他の2人の活動家と共に終身刑を言い渡されておりましたが、コルシカ独立派は彼らの本土からコルシカ島の刑務所への移送を求め、2017年からは刑期の終了を要求しておりました。コロナは昏睡状態に陥りコルシカ島では独立活動家や高校生たちによる抗議デモが頻繁に行われました（こちらの記事↓）。デモは益々過激化し、アジャクショの大学や高校は生徒達によりバリケード封鎖され、税務署が放火され郵便局が爆破される暴動へと発展していきました（こちらの記事↓）。暴動をおさめるためカステックス首相は3月8日コロナ受刑囚の釈放（昏睡状態のまま）の発表に加え、知事を殺害した他の2人の囚人アラン・フェランディ（Alain Ferrandi）とピエール・アレッサンドリ（Pierre Alessandri）の解放を発表しました（こちらの記事↓）。しかしながら対応は既に手遅れで暴動は止まず、3月16日コルシカ島を訪れ

リンク元