忘れたい
遠距離恋愛
「先生を忘れたい、忘れないといけないと思う」 これまでのことを話し、これからのことを話し、最後にそう告げた私に時読みのその人は、しゃらりと棒を振ると方陣に触れて「無理ですね、諦めて」そう言った「何で！」「だって、今後、パートナーと先生は同じようにあなたのそばにいることになりますもの。パートナーと結婚することで、先生との縁はより強くなる。お二人はあなたの手を離さないでしょう。おふたりがそれぞれを補い、近く遠くあなたの側にいることになる。だってこれは今世だけの縁ではないもの。それを解りやすく見せているのが苗字です。そして名前。同じ文字を持ち、添うように繋がります、珍しい文字なのにね。あなたの頂く新しい苗字でそれが起こる、つまり、パートナーを含め強まる縁、3人の繋がりということです」「・・・いや、もう、なら余計に逢いません。そんな、名前なんて偶然です。私から動かなければ逢うことになりませんから」「今でなくても、時が満ちれば、必ず逢うことになります」「裏切る前提みたいじゃないですか、それに二人は真逆みたいな、全く違うタイプです」生き方も、考え方も、環境もキャラクターも全然違うだから進んだ似ても似つかぬ、かけらも影のない友達にも言われたsanaの今までの人たちとは随分違うね大丈夫？と「・・・真逆？対極かもしれませんが、二人の根っこは同じですよ、あなたにとっては二人でひとりと言いまし
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